センバツの優勝候補筆頭は間違いなく大阪桐蔭だ。

 根尾、藤原、山田、柿木らドラフト候補がズラリと揃う。それでも優勝する確率は70%ほどとみる。勝負事に絶対はない。

 他校に勝機があるとすれば、ロースコアの接戦に持ち込むことだ。大阪桐蔭の強力打線を抑えられる投手がいることが第一条件になる。

 古い話にはなるが、1985年のセンバツ準決勝で、初出場の高知・伊野商が、3年生になった清原、桑田らを擁する優勝候補のPL学園に勝利した。高校野球史に残る番狂わせがヒントになる。エースの渡辺は主砲の清原から3三振を奪ってPL打線を分断した。

 何試合かの実戦を経ただけで本番を迎えるセンバツは、強豪校でも「速球」に差し込まれるケースがよくある。ただ、無名の県立校とはいえ、渡辺の直球は150キロ近く出ていたのではないか。そんな投手、そうはいないだろう。そこで、次の条件は「変則系」だ。

 メジャーのパドレスへ移籍した牧田のような下手か、横手投げでもいい。高めの球がホップすること。私の経験からすると、スイングが鋭いチームは、下から浮き上がる球に弱い傾向がある。

 あとは「左腕」である。速球を打ちあぐねるのと同じ理由で、実戦経験が少ない春の大会は、右投手より目にする機会が少ない左投手の方が有利。直球は135キロでいい。右打者のヒザ元へスライダーかカーブを投げ込める左腕なら確率は上がる。

■九回までにケリをつけること

 今大会から初めてタイブレーク制が採用される。延長十三回から無死一、二塁で行われ、打順は十二回までを引き継ぐ「継続打順制」。十三回からのため、ほとんどの学校は縁がないかもしれない。とはいえ、甲子園でアタフタしないよう、準備だけはしておく必要がある。

 以前、タイブレーク対策として、このコラムで外野手を1人加えた「内野5人制」を述べた。「5人」にしなくても、「オルストン」といわれ、投球前に三塁手が前へダッシュし、空いた三塁ベースに遊撃手が入るシフトが効果的。二塁走者をおびき出した上で、中堅手が二塁ベースに入り、牽制で刺すという必殺のプレーもある。しかし、もし暴投になったら、一塁走者まで生還してしまうリスクがある。

 オルストンの牽制が2度続くことはほとんどない。逆に二塁走者の立場で、オルストンの牽制がきたら次はないということ。守備側が連続でオルストンシフトを敷いてきたら、三塁方向へスタートを切った遊撃手の1メートル後方をついて行けば、三盗は成功する。

 大阪桐蔭を倒すなら、これくらいやりたいところ。特殊なバントシフトは他にもあるが、強敵との対決は、九回までにケリをつけるのが鉄則だ。

(小倉清一郎/元横浜高校野球部部長)
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180318-00000010-nkgendai-base

このニュースの反応↓


確かに大阪桐蔭の戦力は凄いですね。でも何が起こるか分からないのが高校野球。各高校力を出し切って欲しい。好勝負を期待しています


桑田、清原がいた当時のPLは、今のように全国でもスカウト私立が少なく、甲子園でも公立高校が主体の時代で、それでもPLばかり優勝していた訳ではなかった。
それに比較すれば、今は全国から選手を集める私学が当たり前なので、当時のPLを公立校が倒すよりは、相当確率は高いと思います。
ただ、やはり佐賀北のような無名の公立高校が、王者を倒すのが見たいものです。


小倉さん、いつから浅いことを言うようになったんだ。
これが深いと感じるファンが多数とみて薄っぺらいことで留めているのだろうか。
こんなのは大阪桐蔭に限らず優勝候補レベルなら殆ど当てはまること。
左腕、変則、この辺りは選抜ならではでトーナメントが決まると一番二番に見ることでもはや大前提。
丸裸に書くと大阪桐蔭関係者からクレームでもつくのだろうかね。
或いはそこまで大阪桐蔭を見ていないか。
まあ言えば言うほど不平等にはなるからね。大阪桐蔭は練習試合からその辺の情報漏れ対策しているほど敏感でピリピリしているのもあるから考慮したのだろうか。